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2008年10月19日 (日)

リンゴの夢

以前の投稿「夢日記(15)」で、リンゴの夢のことを書いた。
今日たまたま山村暮鳥の詩集「雲」を読んでいて、次のような一編があり、面白かったので引用してみたい。「赤い林檎」という題で短い詩が14編あり、その中のひとつ。

こどもはいふ
赤い林檎のゆめをみたと
いいゆめをみたもんだな
ほんとにいい
いつまでも
わすれないがいいよ
大人になってしまえば
もう二どと
そんないい夢は見られないんだ

もちろん、大人になってからも人はリンゴの夢を見ることはあるだろう。だが、そのリンゴは子どもの頃に夢で見たリンゴとは(多分)違うのだ。
どこがどう違うのだろう。
子どもの夢に出てくるリンゴは、純粋にリンゴそのものなのだ。しかし、大人の夢に出てくるリンゴは、色々な記憶と結びついているために、リンゴの美しさ、魅力が失われてしまっているのではないか。
同じく暮鳥の「赤い林檎」からもう一編。

こどもよ
こどもよ
赤い林檎をたべたら
お美味しかったと
いってやりな

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