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2006年5月 6日 (土)

夢と創作

Abe_bここで取り上げる「夢」は、眠っているときに見る夢のことである。
昔から夢に大変興味があって、フロイトの「夢判断」などは結構面白く読んだ。また、自分が見た夢を作品にした夏目漱石の「夢十夜」や安部公房の作品(題名を忘れてしまった)も面白かった。
それに触発され、若い頃、見た夢を日記帳に書き留めていたことがある。朝になると忘れてしまうので、枕元に日記帳を置いておき、夢を見て目が覚めたら、すぐに書くのである。これは時間との戦いで、まさに秒単位て記憶がどんどん薄れていく。はかない夢の断片を必死にかき集め、つなぎ合わせて再現するという作業を数年間続けたのである。(左上は小生作のペン画「安部公房」)
Kafka_b夢について、もうひとつエピソードを紹介すると、(信じてもらえないかもしれないが)私は夢をある程度コントロールできるのである。つまり、見たいと思う夢を実際に見られるということである。頻繁にあることではないが、簡単にいえば、半分くらいは醒めている状態でこうしたことが起こるのである。眠りと覚醒の中間の状態において、自分が望むイメージを生成する、あるいは夢を自分の望む方向へ展開していく、ということがいつからかできるようになった。夢に対する執着がもたらした成果(?)かもしれない。
それはともかく、夢は実に不可思議なビジョンを提供してくれる。絵画においても文学においても、夢は作家に多大なインスピレーションを与えてきたのではないかと思う。カフカやマグリットの世界は、まさに不可解な夢の世界ではないか。それは現実逃避ではない。目に見えない真実に迫るための方法論である。(右上は小生作の銅版画「カフカ」)

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コメント

akirahirano様、本当にお久しぶりです!
また、ブログ開設からほぼ1か月にして初めてのコメント、ありがとうございます。感謝感激です。
マイペースで書いていきますので、これからもよろしくお願いいたします。

投稿: KIM氏 | 2006年5月 9日 (火) 02時13分

kim様
お久しぶりでございます。
ブログしてたんですね!
これから楽しみにさせていただきます。

コントロールできる夢というのは
「覚醒夢」というやつではないでしょうか。
以前、本で読んだ事があります。

夢や深層心理を勉強しようと
ユングの本を読んでいるといつも寝てしまい
いつまでたっても読み終えられないのは
僕だけでしょうか?(汗)

投稿: akirahirano | 2006年5月 9日 (火) 00時58分

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